« 2011年6月 | トップページ | 2011年8月 »

2011年7月

Report.11“役に立たないお手伝いエキストラ”

20010712a

……とにかく、暑い!

2011年は6月も後半に入った頃から関東地方の気温はぐんぐん上がり始め、梅雨をスッ飛ばして盛夏に突入してしまったような状況になってしまった。
梅雨明けは例年より10日ほど早かったと聞いたが、このような年は残暑が続いて9月いっぱい真夏のように暑いか、または“前倒し”で梅雨が終わり、その余波で8月の後半からは早くも涼しくなってくるかのどちらかなのだという。

『消滅戦街道』の全体的なスケジュールはかなり遅れ気味なので、できれば早めに涼しくなって撮影しやすい季候になってくれればと願うばかりである。


……こりゃあ注意しないと暑さに弱い僕は熱中症に罹ってしまうゾと不安に思い始めた6月末のこと。

『消滅戦街道』で全面協力してくださるサバイバルゲーム&映像製作チーム“HIT AND RUN”のリーダー・加藤さんから「7/12に撮影を行うのですが参加しませんか?」というお誘いを頂いた。

“HIT AND RUN”では加藤さんの監督作品の製作を2年ほど前から精力的に続けていて、僕も以前その仮編集版を拝見したのだが、凝ったストーリーの中にアクション満載のシリアスな娯楽大作に仕上がりつつあった。

これは楽しそうだ。
他のメンバーの皆さんにも御挨拶できるし、ぜひ参加させていただきたいとお返事を差し上げた。

これに先立つ7/10には、Report.09 でご紹介したのと同じメンバーで通算4回目のホン読み、立ち稽古を実施しており、僕としてもモチベーションが上がっているところだったので、“HIT AND RUN”の撮影参加を楽しみに準備を始めた。


……ところが、まったく僕も、ここぞという時に役に立たない男だ。

前日、屋外でダラダラと所用を済ませた後、長時間PCに向かって書類作成の仕事を行っていたら、軽い熱中症に加えて筋緊張性頭痛とやらに襲われたようで、アタマがガンガン割れるように痛い。
それを落ち着かせるために頭痛薬を頻繁に飲んだら今度は胃が荒れて気持ち悪くなる始末。

体調最悪である。

水分補給に努め、一晩ゆっくり寝て、食事を摂った後に薬を服用したらようやく治まってきたので、約束の時間から1時間半ほど遅れてロケ場所の立川市郊外の森に到着した。
イヤハヤ、まったく申し訳ないことをしてしまった。

本来は、現場での荷物・機材運びやエキストラ出演など、いろいろな面でお手伝いさせて頂こうと思っていたのに、到着後すぐゲリラ役で2カット出演して、出番が終わってしまった(笑)


ちなみに、これがゲリラの扮装をした僕である。

20010712b


気の効いた衣装などを持っていなかったので、時折着ていたオリーブグリーンの上着の袖を思い切ってハサミで切りノースリーブにして、迷彩柄の布をマスク代わりにしてみた。
もしかしたら撃たれてハデに倒れるシーンがあるかも知れないと思い、倒れたときに落として壊れてもいいように、中国製の激安オモチャの自動小銃AK47も持参したが……残念ながら射殺されるシーンはなかった(笑)

それにしても加藤さんをはじめとする“HIT AND RUN”の皆さんのフットワークの軽さには感嘆する。


20010712d


基本的には監督の加藤さんが撮影も担当しているのだが、それと同時に自分もメインキャストとして出演しているし、ときには扮装してゲリラ役等のエキストラもこなすので、その際には他の手の空いたメンバーにキャメラポジションをササッと指定して回してもらう。
少人数編成の中、ほとんど一発オッケーでどんどん撮影が進む。

20010712c

ご本人は「こだわらずに気楽に撮っているので早撮りです」とおっしゃっていたが、それでも仮編集版を拝見するとツナギもしっかりしていてゼンゼンお気軽に撮った絵ではない。

もともとミリタリー物の映画の撮影では衣装や小道具の準備、仕掛けなどいろいろ時間がかかる要素も多いし、このスピード感は見習うべきだ。


―――― 今回の撮影では『消滅戦街道』の小道具やロケ地に関する打ち合わせもさせて頂くことができた。

かねてより現物を見てみたいと思っていた物で、今回 加藤さんが持参してくださったのがこれ。
野戦用のベッドである。

20010712f


あれ?これはどこかで見覚えがあるような……と思っていたのだが、よくよく考えると、これは古くからのプラモデル・ファンにとってはお馴染みの品だった。

タミヤが発売している1/35スケールの米軍装甲騎兵強襲車M113ACAVのプラモデルに、アクセサリーとして入っている部品そのものではないか!

M113acav
              ※メーカー商品見本写真


タミヤのプラモデルの説明書にも「野戦ベッド」といったような説明が記されていたような記憶があるのだが、昔は「これのどこがベッドなの?」と思っていた。
しかしこれはつまるところ、広げるとこういう形になるのである。
フレーム部分が木製のものとアルミ製のものがあるらしい。

20010712e

……なんだか長年の謎が解けたような気がして、ちょっと嬉しい気分になってしまったというオマケ付きのロケだった。

| | トラックバック (1)

« 2011年6月 | トップページ | 2011年8月 »