« 2011年8月 | トップページ | 2011年10月 »

2011年9月

Report.14“モニター画面用映像 撮影開始”

●お知らせ(再)●
『手づくり活動屋本舗』の動画コンテンツは、開設以来「@ニフティビデオ共有サービス」を活用させて頂いおりましたが、本サービスが2011年6月末日をもって終了したため、現在は動画の閲覧ができなくなっております。
今後、別の動画アップロードサービスの導入により復旧させる予定ですので、しばらくお待ちください。
(TAC宮本 2011年9月14日)

Thelosturbanwarfare10


『消滅戦街道』では、メインの役者さんがセットインする本格的なドラマ部分撮影は「対策本部」シーンからという予定になっている。
次々に送られてくる、現場で展開される熾烈な闘いのライブ映像を、対策本部の面々が大型モニターで確認しつつ対策を練り、指示を出す重要なシーンだ。

このシーンを撮るためには、ロケセットで使用する重要な“小道具”となる「大型モニターに映し出される映像」を用意しておかねばならない。
これはエキストラの皆さんによるライブシーン、ミニチュア特撮を取り混ぜての再現となるのだが、なんやかやで相当スケジュールも遅れているし、とにかく準備の完了したライブシーンから撮り始めることにした。

撮影開始は2011年9月13日

そろそろ初秋だし、撮影しやすい季候だろうと思っていたが……とんだ番狂わせだった。

とにかく暑い!

しかし、集まってくださるメンバーのスケジュールを考えると、雨が降らないだけでも有り難いと思い、集合場所のファミレスで軽く食事を摂りつつ打ち合わせをして、午後いちばんから撮影を敢行することにした。


Thelosturbanwarfare07

場所はTEPPROJECT作品のロケ地としてはお馴染み、本作品でも製作方面で手伝ってくれる櫻井君の仕事先である倉庫とその周辺。
ここは自主映画『砂丘の残像』やオリジナル特撮アクションシリーズ『VISUAL BANDITS』でも使われている、TEPPROJECTの本拠地のひとつとも言える場所である。

今回の撮影に集まってくれたのは、チーム“HIT AND RUN”の加藤さん、泉澤さん、サバゲー仲間の佐伯さん、僕の後輩で、東宝、東映作品の特撮の現場での経験豊かな中野君、TEPPROJECTの映画仲間であり、実物大50口径機関銃のプロップ製作者でもある宇野澤君、「荻窪東宝」でも活躍している丸林さん、そして衣装・小道具全面協力でメイキングのキャメラも回してくださっている中島さん、総勢8名。


半ズボン姿で三脚をロゥアングルに構えて地面に膝をつこうものなら、焼けたアスファルトでヤケドしそうになるほどの炎天下の中、自衛隊員と警官隊の衣装を交代で着替えつつ、そして屋外でのブルーバック・グリーンバックスクリーン使用の合成によって画面内の員数を増やしながら、戦場の光景を再現していく。

じりじりと前進しながら防御を固めようとする自衛隊員。

後退命令で現場から離れ、自衛隊員と交代する警官隊。

激戦の末に負傷して野戦用ベッドに寝かせられて手当を受ける自衛隊員などなど……現場でベースとなる絵を撮影しておき、これに弾着や爆発、土煙、場合によっては車輌等を後に合成して、完成した映像をモニターに映し出して、それをまた撮影する。
昔風に言えば「管面撮影」という手法でわざと画質を荒らし、いかにも現場から送られた中継の映像のように仕上げる。

Thelosturbanwarfare04


Thelosturbanwarfare02
防御戦闘シーンの撮影。加藤さんたちはメンバーでガンアクション物の自主映画をお撮りになっているし、構えや動きが本当にサマになる。それに比べて暑さに弱いカントクの姿がミットモナイったらありゃしない。

Thelosturbanwarfare03
負傷者が寝かせられる野戦用ベッドの準備。さすが軍用の本物。オトナ数人がかりの力仕事である。


Thelosturbanwarfare05
大量のガーゼ、手作りの点滴用具、特別調合の血糊で負傷者を再現。

Thelosturbanwarfare01
洗えばすぐ落ちるとは言え、血糊が大量に付着した包帯を巻かれた丸林さんと泉澤さんはたまったもんじゃない。
セッティングしてみるとあまりに痛々しく、撮影中に一般の通行人が来ないのを祈るばかり……(笑)


Thelosturbanwarfare08
ついさっきまで負傷者だったお二人が、あっという間に警察官に変身。

Thelosturbanwarfare06
前線から撤退する警察官と自衛隊員たちが軽く挨拶を交わしながらすれ違う印象的なシーンを撮影中。中島さんがメイキングビデオを撮影しているのが見える。

―――― 下はムービーではなく現場で撮影した記録写真を簡単に加工して調子を見たもの……まぁだいたいこんな感じに仕上がるだろうというサンプルだが、ムービーのほうは出演者の皆さんの熱演によって、より緊迫感のある絵が撮れている。


Thelosturbanwarfare11

今後の合成作業、ミニチュア特撮とのマッチングが本当に楽しみだ。


Thelosturbanwarfare09

皆様、炎天下に分厚い衣装を身につけての過酷な撮影、本当にお疲れさまでした!


 


         ―――― 追記 (9月17日)――――

……先に「撮影現場の記録写真に簡易加工を施したサンプル画像」を掲載した。

しかし、実際の撮影現場ではブルーバックスクリーンが風に煽られて影が出来たりシワが寄ったりと、撮影にはかなり苦労した。
スチル(写真)だとPhotoshopで簡単に合成ができるが、果たして動画ではどうだろう?
サンプル写真が“誇大広告”になりはしないか?(笑)と、いろいろ気になってきて、とにかく試しに編集・加工してみようと思い立った。

下が、ほぼ完成した映像のコマ抜きである。
実際には「現場から送られてくる中継の映像」という設定のため、場所や時間、撮影チーム等が書かれたテロップなどが合成される。

Thelosturbanwarfare13


……この映像が対策本部の大型モニターに映され、観客もそのモニター越しにこの映像を見ることになるので、実際にはもう少し画調、画質が荒々しくなり、合成も目立たなくなるだろうが、現段階でも屋外でのブルーバック合成という撮影条件を考えれば、マァマァ及第点ではなかろうか。

ちなみに画面に写っている87式偵察警戒車は、9月13日の撮影現場では撮らなかったものだ。

編集してみたら、路上に1輛くらいは戦闘車輌が欲しいと欲が出てしまい、急遽 拙宅のリビングに青いラシャ紙をセッティングして1/43スケールのミニチュアモデルを一人でチマチマと撮影、合成したものだ(笑)
他の映像素材は晴天下の倉庫内とその屋外だが、87式はリビング内で撮影したため、キャメラの角度と照明の位置を合わせるのに苦労した。
お手軽撮影にしてはけっこううまくハマッてくれたようだ。


……しかし、これらの作業もまだまだ序の口。
これからがいろいろと大変だ。
テストを繰り返して検証しつつ、ジックリ進めていきたいと思っている。

| | トラックバック (0)

Report.15 “第一回戦友会”

●お知らせ(再)●
たびたびのお知らせです。
『手づくり活動屋本舗』の動画コンテンツは、開設以来「@ニフティビデオ共有サービス」を活用させて頂いておりましたが、本サービスが2011年6月末日をもって終了したため、現在は動画の閲覧ができなくなっております。
今後、別の動画アップロードサービスの導入により復旧させる予定ですので、しばらくお待ちください。
(TAC宮本 2011年9月25日)


Senyoukai08


―――― ノッケから話が脱線してしまうが、テレビドラマシリーズ『COMBAT!』誕生50周年記念とのことで、全152話が1960年代当時の懐かしい日本語吹き替え音源入りDVDボックスとして順次リリースされ始め、このドラマの大ファンだった僕はお小遣いをナントカ捻出して買い揃えている。


Senyoukai09

僕は昭和40年生まれなので当然のことながら初放映は観ていないが、その後幾度となく繰り返された再放映でこの作品に夢中になった。
多感な少年時代にこの作品に触れてインスパイアされたという意味では、恐らく“最後の『COMBAT!』世代”と言えるかも知れない。

第二次世界大戦後半、ノルマンディ上陸作戦での死闘をくぐり抜けて内陸部に進行した米軍部隊が、敗走するドイツ軍を追って北西ヨーロッパの片田舎を行く。
彼らはノルマンディの海岸の中でも、その壮絶な状況から「ブラッディ・オマハ(血まみれのオマハ海岸)」と後に謳われた、作戦名称「オマハ・ビーチ」に上陸したアメリカ陸軍第21歩兵師団 第361歩兵連隊 K中隊(キング・カンパニー) 第2小隊 第1小銃分隊の面々である。
小隊長ヘンリー少尉指揮の元、最前線で闘うのは分隊長を務めるチップ・サンダース軍曹、分隊支援機関銃手としてBAR(ブローニングオートマチックライフル)を操るカービー上等兵、フランス語が達者なケーリー上等兵、心根の優しい素朴な大男リトルジョン上等兵、衛生兵のカーター、そして個性的な準レギュラーの面々……。


Combath_3


彼らの織りなす人間模様は秀逸で、決して超人的ヒーローが戦場でメッタヤタラと敵を倒す娯楽アクション劇ではなく、極限状態での小さな喜び、大きな怒りや悲しみ、絶望を、戦場という過酷な空間を舞台に描いたヒューマン・ドラマの傑作だった。

『COMBAT!』がその後の作品に与えた影響は計り知れないほど大きく、スティーブン・スピルバーグ監督の戦争大作『プライベートライアン』などは、現代的なセンスで『COMBAT!』をリメイクしたのかと思うほどの類似点が見られた。

ストーリーによって入れ替わりはあるものの、たいていの場合、物語の中心となるのがサンダース軍曹以下5人のレギュラーで、そのストーリー上での“立ち位置”が見事だった。
台詞の掛け合いひとつひとつに味があり、よく練られた個々のキャラクター設定が生かされていた。


……『消滅戦街道』の本当の意味での“主役”は、最前線で過酷な戦闘を耐え抜く陸上自衛隊普通科連隊の、とある小銃班のメンバー5人、そして彼らをフォローしようと奮闘する戦車隊の2人である。
彼らが“現場”で見聞きしたことが、そのままこの作品の、観客へのメッセージとして視覚化される。
特に意識してはいなかったのだが、自分で書いた脚本をあらためて読み返してみると、やはりここにも 『COMBAT!』の影がそこかしこに潜んでいる。
よほど影響されたのだろうと、自分でも驚くほどだ。
しかし『COMBAT!』は本当に良いお手本で、僕も全員のキャラクターを疎かにすることなくドラマを紡いでいきたいと思ったのは確かだ。

それほど重要な役回りだけに、小銃班のキャスティングには実は大いに苦労した。
僕自身が「ぜひ素晴らしい配役で……」と、贅沢を考えていたこともあって、なかなか決まらないのである。
本来ならば5月頃には全キャストが決定して、後は撮影に向けての準備を粛々と進めるのみ……と思っていたのだが、何も決まらぬまま夏を迎えてしまう有様だった。

事態が好転したのは8月に入ってからである。
「角倉」役を演じる萩原さんのご紹介、「長谷部」役を演じる後輩の瀬川君のツテ、お友達の安藤女史のご紹介などで俳優さん達が集まってくださるようになり、今年2月公開の戦争映画『太平洋の奇跡~フォックスと呼ばれた男~』で日本軍将兵を演じた若手俳優グループの皆さんが参加してくださることになった。
劇場公開作品、しかも本格的な戦争大作出演の経験のある方々で、こちらとしてはもう願ってもないキャスティングである。

様々な方面から集まって頂いた皆さんなので、ここはチームワークも大切。
懇親会の意味も含めて顔合わせをやろうということになり、2011年9月24日に第一回目の「戦友会」を開催することにした。
場所は、もはや『消滅戦街道』ミーティング拠点となった感のある河合さんのオフィスである。
今回はスケジュールの都合で参加できなかった方も2人いらっしゃったのだが、近々全員が参加できる日程を考えて、ホン読みと衣装合わせなどをあらためてやるとして、今回は第一回目ということで、ザックバランに話をさせて頂いた。

また参考までに、今までに撮影した4分ほどの素材(ラオ主席のニュース映像、対策本部の大型モニターに映し出される戦闘の状況など)も試写してもらうことにした。
何しろまだ本格的なドラマ部分撮影前なので、ご覧頂いたのはあくまで「編集用素材」なのだが、場の盛り上がりと見やすさを考えて、仮当てで簡単な効果音と音楽を加えたものをDVDに焼いて持参してみた。

Senyoukai07


Senyoukai03


一応ご覧頂こうと、衣装一式と武器(89式小銃)も持参したのだが、チョット着てみたいという方もいて、着心地を体感して頂いた。


Senyoukai04


Senyoukai05


……それぞれの方のお名前と役柄は次回、全員が揃ったときのリポートでご紹介したいと思う。

それにしても全員に衣装を着て頂いた姿を拝見するのが、本当に楽しみだ。

Senyoukai01


| | トラックバック (0)

« 2011年8月 | トップページ | 2011年10月 »