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2016年7月

Report.35 “ メインキャスト・オールアップ!"

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―――― 久々に自分でこのリポートを読み返してみると、撮影は2011年8月の「某国主席の死去を伝える報道映像」そして翌9月の「対策本部のモニターに映し出される“戦闘の様子”の映像」から始まっている。
その後、同年11月にヒロイン・川渕さんの出番から本編がクランクイン。
それからはたびたび間を開けながらも準備を整えて本編ドラマ部分の撮影を続け、2012年7月の更新でぷっつり途絶えている。
何のことはない、僕自身が病気でブッ倒れたのである(笑)
・・・いや、笑い事ではないが(^^;)
映画製作ストップとともに、僕の全社会生活がストップ。
手術、入院、リハビリに約半年・・・自分でも、よくもまぁあの状態から健常な状態に戻って復帰できたものだ、と思う。
これからしばらく間が開いて、2015年7月に“再起動”。
そして2016年7月2日。
ようやく、メインキャストの皆さんのオールアップの日を迎えた。
足かけ5年である!
キャストの皆さん、本当によくこの不甲斐ない監督の作品に付き合ってくださったものだ。
心から感謝申し上げます!
・・・本音を言えば、2016年5月にはオールアップしたいと考えていた。
しかし、天候不良が不安を募らせ、慎重になっているうちに梅雨が近づいてしまい、それならば・・・と梅雨明けの時期を狙ってシュートしようとの計算だった。
ところが、出演者の皆さんと手伝ってくれるスタッフの皆さんに連絡を済ませて美術関係の準備が完了した撮影前日まで、雨が降るんじゃないか? 撮影不可能なんじゃないか・・・と、気が気ではない。
小心者だ(笑)
皆さんのスケジュールを考えると、この機を逃すと・・・と不安爆発だったが、天気ばかりは仕方がない。
雨さえ降らなければ、いくら曇っていても撮影を決行しようと考えていた。
結果は・・・いやぁ、7月まで粘って待った甲斐があった。
午前中は曇天、午後になるにつれて陽光が差し始め、撮影順、シーン順を考えると今までに撮影が終了した場面との整合性が保たれた結果になった。
あまりに天気が良すぎて猛烈に暑く、熱中症になるんじゃないかと思ったほどだ。

―――― 午前中は「自衛隊員に発見され、保護される負傷した一般市民の人々」といったシーン。



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市民役は、C&Oプロの早田さんのご紹介でおいで頂いた このや朗さん、小林眞弓さん。
出番の少ない、エキストラ的な役柄では勿体ないくらいの役者さんである。

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・・・午後からは、ヒロイン・川渕さんと自衛隊員たちとのコミュニケイション。
そして戦闘シーン。
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この方々は、みんな、スゴイ。
前回の撮影から数年経過しているというのに・・・編集でカットを直結させても、まったく違和感が無い!
さすが役者さんである。
しかし・・・なんでウチの撮影は「死ぬほど暑い」か「死ぬほど寒い」かのどちらかなのだろう??
今回も隊員役の方々は猛暑の中、分厚い装備で身を包み、重い銃を持ち、キツイ体勢で射撃をおこない、アドレナリン全開噴出で叫び・・・大変な重労働を強いてしまった。
まったく申し訳ない!

ラストは見せ場のひとつ、分隊長が“最後の手段”として重機関銃を撃つシーン。
お手製「ブローニングM2 12.7mm .50 Cal 重機関銃」の登場である。
この映画の準備を始めた頃、真っ先に手配したものだ。
http://tep-motionpictures.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/report03-50-461.html
通称キャリバー50またはHB50。

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HB50は昔から各種の映画に登場しており、またニュース映像などでも見かけるポピュラーな機関銃だが、実際には驚異的な破壊力を持つ、獰猛なシロモノである。
恐ろしい怪物だ。

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そのパワーを、どう伝えればいいのか?
銃口のマズルフラッシュ(発火炎)を後々デジタル合成することは簡単だが、それだけでは芸が無い。
どうすればHB50の獰猛さを視覚的に表現できるのか?
・・・電動ドリルを利用した視覚効果は前々から考えていたのだが、お友達のトニさんに相談して、このシーンだけに使うための“特機”を作って頂いた。
その成果は・・・完成した映画をご覧頂きたい。
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カット数が多いので少々急ぎつつ、脚本とコンテ上に書かれていたカットの撮影がすべて終了。
「皆さん、これでオールアップです!」
と声を上げると、お手伝いに来てくれていた後輩の斉藤君が時計をチラリと見て、
「7時7分です!」
・・・と教えてくれた、その声が今も耳に残っている。

撮影終了後には、本来ならば皆さんに花束をお贈りしなければならないのだが・・・そのかわりに、ひとりひとりと握手をさせていただいた。

―――― あの暑さの中、頑張ってくださったヒロインの川渕さん、メインキャラの諏訪さん、古賀さん、田坂さん、松浦さん。そして このや朗さん、小林さん、ありがとうございました!
心より御礼を申し上げます!
また炎天下で駆け回って手伝ってくれたスタッフの皆さん、本当にありがとうございました!
これからエキストラカットの撮影、そして特撮、CG製作と、まだまだ完成までの道程は遠いですが、頑張って良いものにしたいと思います!


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